~歴史文化施設を核としたまちづくり~
ワ-クショップ及びパネルディスカッションを開催
建築文化推進委員会 委員長 中村 博臣
平成30年6月16日(土)旧青葉小学校2階体育館にて静岡市との共催で歴史文化施設を核としたまちづくりと題して、前編にワークショップ・後編にパネルディスカッションを開催致しました。現在静岡市では歴史博物館の設計を進めており、前編のワ-クショップでは、この施設の開館後の施設活用方法について一般市民(学生)及び若手建築士に参加して頂き、意見を出し合って頂きました。後編のパネルディスカッションでは、設計業務を担当されている㈲SANAA事務所の妹島氏・西沢氏をパネリストとして迎え、田辺市長や高木中部支部長、一般市民(学生)を交えて本施設の設計コンセプトや前編のワ-クショップで出された意見を元にディスカッションをして頂きました。 前編のワ-クショップ・後編のパネルディスカッションとも活発な意見が出る中で大変有意義な時間を過ごす事ができました。 とかく一般市民は、公共建築に対して無関心になりがちです。その為愛されにくく、また大切に思われないという傾向にあるものと思われます。そこで本事業は、公共建築でも市民が設計の段階から参加し、行政と一緒になって建築を造り上げていく意識を持って頂ければ、建物完成後も市民に大切に思われる末長く愛される建物になるのではないかとの思いから企画・開催される運びとなりました。行政に対しては、今後の公共建築物の進め方について、今回の様に市民が設計に参加できる仕組みを取り入れて頂く事を深く望みます。本事業を開催するにあたり、ご協力して頂いた関係者の皆様、参加して頂いた皆様、どうもありがとうございました。